耳鼻科医に聞いた
耳かきの正しいやり方
子供の頃、父親や母親のひざまくらでやってもらった耳かきの気持ちよさは、今なお忘れられない。
大人になるともっぱら自分ですます人が大半だが、やり方については自己流・無手勝流が横行して、あまり正しいやり方がなされていないのが実状だ。
耳あかとは、そもそも外耳道からはがれた皮膚、耳に入ったほこり、耳垢腺から分泌物が混ざったもの。
殺菌や保護作用を持ち、鼓膜の表面から耳の入口方向に常に細胞が動いており、自然と耳から排出されるしくみ。
耳の穴は骨の上に薄い皮膚がかぶさっているだけなのでガリガリと耳かきをしすぎるのはよくない。外耳道を傷つけないように耳かきを愉しむのなら、
①自分でするときは綿棒、人の耳を掃除するときは耳かき。
②耳あかを一掃しようなどと思わず、頻繁にはやらない。
というのが意外にも耳鼻科医のアドバイス。
PS.耳かきはカサカサ系耳あかに有効。
欧米はベトベト系が多いため、耳かきは売ってないらしい。