天ぷら専門店が教える
天ぷらをカラッと揚げるポイント
世界でも注目を集める代表的な日本料理の天ぷら。
素材の美味しさはもちろんですが、なんと言ってもサクッとした食感が美味しさの決め手ですね。
でも、カラッ、サクッとした天ぷらを揚げるのは意外と難しいのです。そこで天ぷら専門店から聞いた美味しい天ぷらの揚げ方をご紹介します。
ポイントは、食材の下ごしらえと衣作り、そして油の温度です。
天ぷらがベチャッとしてしまう原因のひとつが水分です。
食材となる野菜や魚介類には水分が多く含まれています。
そこで、キッチンペーパー等で水分を取り除き、打ち粉をするなど適切な下ごしらえをします。
衣は粘りを出さないことが重要です。使用する小麦粉や卵、水はあらかじめ冷やしておきます。
衣の材料にコーンスターチや重曹などを加えるとカラッと揚がります。
また、混ぜるときは氷水で外側から冷やしながら、粘りを出さないようザックリと混ぜるのがコツです。
揚げるときの油の温度は180℃が基本。
落とした衣が油の表面で散る状態を目安に、火が通りにくいものは低めの温度から揚げるなど、食材によって温度を変えて揚げます。
ただし、一度に揚げる量が多いと温度が下がってしまうので入れすぎには注意です。
美味しい天ぷらを作れれば、あなたも和食通の仲間入りですね。