傘メーカーに聞く
傘の撥水性を保ち、長持ちさせるコツ
傘の生地にフッ素樹脂などを加工して水をはじくようにした「撥水加工」の傘が最近は主流になっています。
しかしながら、使っているうちに撥水性が低下してしまい、水をあま
りはじかなくなってしまいます。
実は撥水性が発揮されるのは、生地表面に加工されているフッ素樹脂が整然と並んでいることが条件になります。
傘を使っていると表面がこすられたりしてフッ素の並びが乱れるので、撥水性が低下する、というわけですね。
そこで、水をはじかなくなった傘から撥水性を蘇らせる裏技をご紹介。
やり方は簡単。
ドライヤーの温風をあてるだけです。
熱でやわらかくなったフッ素樹脂の配列が元通りになり、撥水性が回復するのです。
撥水性は傘の生地によっても違いがあり、綿素材よリナイロンやポリエステルなどのほうがより長持ちしやすいです。
また、傘を使った翌日にはしっかリ陰干しし、乾燥させることも大切。
時には中性洗剤で丸洗いし、風通しのよい場所で陰干ししてから、防水スプレーをかけておくと、撥水性がさらに長持ちしますよ。