山藤章二さんのような、似顔絵の名手といわれる人たちの絵をみると、思わず二ヤリとしてしまう人も多いのではないだろうか。
それくらい個人の特徴を見事につかんだ似顔絵は面白い。しかし、素人が描いてもちっとも似てなかったりする。どうしたら似顔絵らしい絵が描けるのか不思議だ。
気になるプロの技のポイントはおおむね次のようになる。
①パーツに目を奪われず、まず丸顔か、四角顔か、卵形なのかをチェックし、エラやアゴの雰囲気に注意して「輪郭」をやや大ゲサなくらいに描く。
②どんな表情がそのキャラクターにふさわしいかを決め、強調すべきパーツを大きめに描く。
③男ならアゴのラインを実際より角張らせると男っぽくなる。
④女性は首を長めに描くとキレイな印象に。
⑤子供は目と耳を大きく描く。
⑥お年寄りの場合は、ほうれい線を入れ、頬にたるみをつける。
こうしたポイントを知るだけでも参考になる。
PS.美男美女は描きづらく、本人にはムッとされる可能性があるのが似顔絵。ご注意を!
