精神科の先生が教える
人格障害(ボーダー)の患者さんとの接し方
一般的に境界性人格障害(ボーダー)と呼ばれている病気。
人格障害というと語弊があるので、現在、正式には境界性パーソナリティ障害と呼ばれています。
ボーダーの方の診断基準として、
●感情が不安定
●見捨てられる不安を常に抱えている
●慢性的に空虚感がある
●怒りのコントロールができない
●両極端な考え方をする
●自傷行為を繰り替えす
などが挙げられます。
普通の人にも含まれそうな項目もありますが、境界性人格障害の方は、対人関係が簡単にはいかず、無意識のうちに様々な人を巻き込み、混乱させることが多いです。
それは、障害の方が相手を思い通りに操作しようとする傾向があるためです。
経験のある精神科の医師でもボーダーの方との接するのは簡単ではないといえます。
そのため、
●一歩距離を置いて接する
という心掛けでいたほうが、お互いにトラブルも少なくなるとのこと。
PS.自殺を企てようとする傾向が強い場合は注意が必要です。ボーダーの患者さんと接する場合は、周囲の方にも事情を説明した上で強力を仰ぎましょう。