高いところでも高所恐怖症にならない秘訣

とび職
とび職人に聞く、高いところでも高所恐怖症にならない秘訣

とび職人の会社によると、意外なことに「特にとびのための訓練はしない」らしい。見習いで地上作業に就き3年もすれば自然と高所作業を覚え、技能講習に合格したら高所でも働ける。つまり、自然と高い所に慣れる日々がとび職への道。安全対策・安全施設への信頼感や、二日酔いや心配事のある人を現場作業から外す点なども見逃せない。


そんなとび職人も、実は下を見ると怖いため下は見ない。もし鉄骨の上を歩くなら立ち位置から進行方向1m先しか見ず、なるべく視界を広げず作業に集中するのがコツ。足がすくみ、体が硬直して動けなくなっだ場合でも、例えば手すりをつかむ手の感覚に目を向けると恐怖にのみこまれにくくなるという。

ちなみに、高所作業時は、足元は生ゴム底の地下足袋、ヤッケはかぶり、ズボンの裾は脚絆、太腿は自分の太さの倍寸、ベルトは道具用と命綱用で2本着用するのが基本だ。

ちなみにダブダブズボンは障害物のセンサー代わり。でも高所作業には向かないみたい…

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