有名な山本五十六氏の言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という名言がある。
あの連合艦隊司令長官をもってしても、人を動かすには命令だけではダメで、ほめるのが大事と説く。幼児教育から学校教育、社員教育にいたるまで、すべからく教育と名のつくものには「ほめる」「しかる」が大切。
では、どんなほめ方をするのがいいのか?
子供の場合なら具体的にいい所を指摘してあげるのが効果的。
「今日の朗読、はきはきした声でよかった」「ダンス、手がきれいに伸びていましたね」などと具体的なことをほめて本人のやる気をくすぐり、自信を持たせる。
社員教育も基本は同じ。社員の動きや努力をしっかり評価したうえで「昨日のプレゼン、元気があって好評だったよ」とほめられれば、人間悪い気はしない。お世辞ではなく、一貫性のあるほめ方が大事なのである。
PS.お世辞でほめても逆効果の場合があるが、直接ではなく、陰でほめるのは意外に効果的だ。